抜け殻の中
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01242009 | [PR] |
05121528 | やっとだよ・・・・・時の一族第4話 |
視界にある場所への瞬間移動・・・・・・便利だねぇ
「とりあえず案内するわ。もうちょっとだから」
あながちこのルートは間違って無かったらしい。意外と自称・百獣の王の野生のカンはいいみたいだ。
「ここだよ。」
でけぇっ。なんと言うでかさの和風な家だ。
お、ちっこい爺さんが出てきたぞ。こいつも能力者なのかなぁ。
「お待ちしておりました。中にお入り下さい・・・・」
そういわれた瞬間、頭がクラッとした。頭を振って、前を向くと、いつの間にか家の中だった。
中が騒がしい。誰かが暴れてるみたいだ。見た目は優しそうだが、見た目では判断できない。
「こんな所に急にワープさせやがって!誰だか知らんが家に帰らせろクソジジィ!」
うわー、すごいな。あんなんじゃ、女と付き合っても速攻で本性がばれそうだなぁ。
「お静かに。今日は大事なお話しが合って、この『時遅空間(じちくうかん)』に呼び寄せたのです」
さっきのちっこい爺さんが言う。時間の遅い空間か・・・・・・
「せっかく女といい所までいってたのに!××××まで持ち込めなかったじゃねぇか!」
何卑猥な事を。
「アホだねー。あの人。」
辺りが静まり返り、皆が颯太の方を向く。だが、暴れているアホ以外は皆笑顔だ。颯太と同意見だったんだろう。
「チョッ。颯ちゃんw」
思わず笑ってしまった。その瞬間
バヂッバチチチッ!
「どいつもこいつも俺をバカにしやがって・・・・・・・・痛い目見せてやる!」
電気の能力!こいつは危険だ。すぐそばに、大量の水が入った水槽があるのに・・・・・・・
「おらぁぁぁぁっ!」
案の定水をぶちまけやがっターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!
どんどん水が広がっていく。このままじゃぁ、皆丸焦げのミディアムの黒っこげだ!
「シャァァァァァァァァァッ!」
悪音波を流す!あれ、何できかないんだ!
「オマエの手のスピーカー。あくまでも機械なんだろ?」
確かにその通りだ。だが銃弾を撃ち込まれてもびくともしないようなスピーカーだから盾にも使える。
ってアッ!
「そ。水をぶちまけたときに、あんたのスピーカーにかかっちゃったみたいだねぇ。」
まずいな。ここは時間稼ぎしなくては・・・・・・
「待った。そこでピチピチ跳ねてる金魚は関係ないだろ?可哀想だから、こいつらだけは水に移す時間をくれ」
必死で搾り出した言い訳だった。どうだ・・・・・どう出る。
「解った。終わったらすぐ処刑だからな。」
何で誰も能力を出さないんだっ!まさか・・・・・見せたくないからとかじゃねぇだろうな。
やばい。移し終わってしまった・・・・・・・・
「じゃぁ、サヨナラ」
指に、電撃がまとわりついている。そしてゆっくりと手を下ろしていった・・・・・・・・
続く
なんてひどい終わり方なんだw
じゃぁ、これからはfc2に移転しますよ。
05022114 | お知らせ&時の一族第三話 |
じゃぁレツゴー 時の一族
「ここでいいはずなんだけどなぁ・・・・・・」
颯太はうろうろしながら、家を探している。
「相変わらずVAKAっぷりは変わってないねぇ・・・・・」
「うるさいやい。やっぱり桜、案内しろ。今の状態うへwやばwだから。」
「m9(^Д^)プギャー 」
とりあえず、今ここがどこかを把握しなくてはならない。予定ルートからだいぶ外れているみたいだ。
すると目の前に、何かが見えた。ナンダありゃ。
1秒ほどの間を空けて、フッ、フッ、と瞬間移動のような事をしている。もしかして・・・・・・・
「幽霊!?」
自然と声を合わせて叫んだ。あ、やべぇ。こっち向いた。
「YABEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEEE!」
「うへwやばw」
逃げようとしたが、前に回りこまれた。なんだ?こいつは! あれ、意外とかわいいじゃん。
「だが、やむをえん!俺の為だ!」
そういって悪音波を出そうとした時だ
「あら、あなたも『能力者』なの?」
こいつ、事情を知ってるみたいだ。ちょっと揺さぶってみよう。
「おまえもか。その瞬間移動はよ。」
「まぁね。で、そちらの君は?」
颯太は急に振られて困ったらしく
「えっと・・・・・・まぁ・・・・・・・えっと・・・・・・・」
バレバレ。
「何の能力かはあえて聞かないでおいてあげるわ。」
情けかけられてどーすんのよ颯ちゃん。
「あんたたち、どうせ道に迷ってるんでしょ?一緒に行きましょ」
「み、道になんか、ま、迷ってるわけ無いだろ!」
颯太が言い返す。正直に助け求めろっての。
「あらそう。じゃぁ、私一人で行きましょ。」
「やっぱり迷ってるって事で!」
「あらまぁw」
このやり取り・・・・・・・おいおい
歩き続けて30分。若干時間はすぎたが、いいだろう。
和風で大きな屋敷だ。洋館を想像していたが。
50代ぐらいのおじいさんが出てきて、
「少し遅かったですね。しかし、これぐらいがちょうどいいものです。」
そういってやしきの中に入っていった
04221906 | 時の一族第2話 |
起きる。夕方6時。バイトが休みで良かった。と如月は思った。
外の郵便受けを見ると、1通手紙が入っていた。知らない人だ。時王・・・・・?
時桜・如月様
この度、来栖・公時氏が危篤だというニュースをごらんになったでしょうか?
あなたは遠縁ながらも、氏と血がつながっているのです。
重要な、一族会議があるので、今夜0時、ここの住所(略)でお待ちしております。
時王・佐波紀 (ときおう・さわき)より
追伸、あなたのお友達の颯太様も来られますよ。
あなたはもう自分の変化に気づいていますか?
「颯太君が?颯太君も遠縁なのか?それに自分の変化?まさか・・・・・・」
如月は考えるのをやめて、出かける準備をした。
住所の場所が意外と遠いので、早めに出かけたほうがいい、と思ったからだ。
「行きますか。しかし念のため・・・・・・。」
如月は、人とは違う『能力』を使った。
(周りに・・・・・・盗聴器や監視カメラらしきものは・・・・無し。)
確認すると、駅に向かい電車に乗り込んだ。
電車に揺られ、数時間、バスに乗って1時間。
(遠い。遠い。遠い。)
暇なので、何か考えようかと思ったが、遠い、しか思い浮かばない。
如月は携帯を開いた。16歳なので携帯は持っとけ、と友達に言われて買ったものだ。
アナウンス(○○へ到着です)
やっとついた。と思い、フラフラとバスの外へでた。眠い・・・・・・・
あっ。と思うと、がらの悪いガキにぶつかっていた。こっちをものすごい形相でみる。
「おいテメェ!俺にぶつかってきてゴメンも無しか!え?」
「ゴメン」
「っ・・・・・・・謝りゃいいって問題じゃねぇ!気持ち見せろや!」
一瞬言葉に詰まったが、ついに言う事がムチャクチャになってきた。
「今の俺の気持ちは・・・・・・・・眠い。」
「テメェ!俺をなめてるのか!?」
周りの人間がこっちを見てくる。
「なめても美味しくないでしょ。」
そういうと、若者がナイフを出し、
「ぶっ殺してやる!」と言った。こっちに向かってくる。
すると、如月の目が変わった。パッと手を広げると、手のひらにスピーカーがついている。
ナイフをよけると、ナイフをはたき落とし、手のひらを若者の耳にかぶせる。
その瞬間、ものすごい嫌な音が鳴った。心臓に響き渡り、頭がおかしくなるような。
「ぶっ殺すなんて言葉・・・・・・そう簡単にいうものじゃねぇぜ!」
若者は、泡を吹いて倒れている。周りの人たちは、不思議そうな顔で見ている。耳の中に音をこもらせたので、周りの人間に聞こえなかったのだ。
「鼓膜が破れない程度の、超音波だ。俺独自に編集を重ねて、最悪の音にしてある。」
でも、やりすぎたかな。と思った。泡を吹くまでやったつもりはないんだけどな。
ヤベェ。と思った瞬間誰かに後ろから肩を叩かれた。警察か!?
「桜~。こんなところで何してんの?あら、またやっちゃったの?」
そういうと、大きく息を吸い、若者に吹きかけた。
すると、たちまち若者が起き上がり、キョロキョロしている。
「相変わらずすごいな颯ちゃん。『治す』能力ってのは。」
「でしょでしょ!まぁ一緒に行こうぜ」
そういって二人で屋敷に向かった。
登場人物紹介
時桜・如月(16)♂
能力名:メモリー&プレイ
効果:周りにある、盗聴器や、監視カメラなど、映像を記録するもの、音声を記録する物などをサーチ
そして、映像は、合計24時間分、音声も24時間分ほど、記録する事ができ、再生も可能。
時沢・颯太(16)♂
能力名:ショック(颯太が命名)
効果:指定範囲のものを治す。しかし、息などに効果を乗せて遠距離に飛ばすことも可能。
弱点は、自分を治せないこと。大怪我で有ればあるほど、自分のエネルギーを大量に消費する事。
04151023 | 時の一族第一話 |
とりあえず時の一族の説明を、念のため言いますが、犬神家ではありません。
【時の一族】というのは、苗字か名前かどちらかに【時】という文字が入っていて、特殊な能力を持ち、
(元々持っている場合もあるし、何の前触れもなく急に目覚めることもある。)男である事が条件。
一族では、長老と言うか、一番上の人が死ぬたびに、その後継者を決める、殺し合いが行われるのです。
ルールは簡単、『日本中を移動しながら、時の一族を探し、あったら殺りあう。』
時の一族との見分け方は、血の為か、すれ違った瞬間などに惹かれあうこと。
主人公については【第一話】で
(運命・・・・・逃げられない・・・・・近いうち・・・・・・・・・)
「ハッ!」
一人暮らしの【時桜・如月】(ときざくら・きさらぎ)は、謎の老人によく分からない言葉を囁かれる夢を見ていた。
一日だけではない、ここの所毎日同じ夢を見るのだ。起きるたびに自分は汗だくになっている。
「予知夢?・・・・・・・ハッw、そんなわけ無いか・・・・・」
とは言えども、不安は残っている。如月は気を紛らわす為、TVを付けた。ニュース番組が画面に映る。
「もう6時なのか・・・・・・・」
TV『大一族で、世界中あらゆる所に一国100以上の支部を持つ会社の社長、【来栖・公時】(くるす・きみとき)氏(74)が、末期癌だと言うことが判明しました。』
画面に顔写真が映される。
「あぁ!?」
それは、夢の中に出てくる老人と全く同じ顔だった。昔のニュース映像だろうか、来栖がインタビューを受けているときの声も、囁きかけてくる声と全く同じ声だった。
「偶然だ、偶然偶然偶然・・・・・・・・偶然っ!そう偶然っ!」
そうやって自分を無理やり落ち着かせると、乱暴にTVを切り、布団にもぐりこむ。
「『あれ』ができるようになったのも、あのジジィが夢に出てきてからだ・・・・・・・」
そういうと、目を無理やり閉じて、眠った。
はい、それではノシ